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Webアクセシビリティについて考える

過日ではありますが、10月末に先端技術等の情報収集を目的として「コンテンツ東京 2020」と「ブロックチェーンEXPO」に行ってきました。

展示会自体は約10年程前に出展社側として参加して、来場者にパンフレットを配ったり声を掛けたりしていましたし、当時は情報収集として頻繁に行っていたので凄く久し振りでしたが、当時とは違う視点で様々な企業やビジネスに触れる事が出来てとても刺激且つ勉強になりました。

実際に足を運んだ展示会は先に記した2つのみでしたが、「CEATEC 2020」はコロナ禍という事もありオンラインのみの開催でしたので、幾つかの見たいコンファレンスは動画を視聴しました。その中でも「ウェブアクセシビリティ基盤委員会」WG1委員の伊原氏が講演された「なぜ企業はWebアクセシビリティに取り組むのか?」というコンファレンスを視聴し、改めてではありますがWebアクセシビリティについての重要性を確認、そして考える事が出来ました。

以前よりもWebアクセシビリティの重要性は、世間的に認知をされてきていると感じてはいますが、それでも未だに「Webアクセシビティ=障害者対応、高齢者対応」という誤った考えを持っている方は少なくはないとも感じています。

私もWebアクセシビリティを知った当初は同じ様に思っていましたが、パソコンやWebサイトを極力キーボードだけで操作したいという思想があるので、その考えを置き換えた時に、Webアクセシビリティはユニバーサルデザインだと考えを変える事が出来ました。

例えばWebサイトでよくある機能の「アコーディオン」を例にしてみますと、dt要素やdiv要素をトリガーとしている場合は「Tabキー」での移動で当該要素にはフォーカスされませんし、「Enterキー」を押下しても何の反応もありません。また、JavaScriptでキーボードの制御をしている場合は操作は出来ますが、JavaScriptが無効化されている場合は前述の通り操作が出来ないページ、またはサイトになってしまいます。

この様な事から、障害の有無や年齢等は全く関係ありません。Webアクセシビリティという名称ではありますが、様々なシチュエーションやユーザーを想像しながら、気遣いが出来ているかどうかだと私は考えています。また、エンジニアは当然ながら、どのロールの人であってもWebサイトの制作に関わっている以上は「誰もが使えるWebサイト」を目指すべきだと考えております。そして、WCAG 2.1の仕様に基づく必要はありますが、出来るところから少しずつ対応すれば良いと思っています。

当社もプロジェクトの要件やスケジュール等にもよるのですが、Webアクセシビリティの対応は当然としており、WCAG 2.1の適合レベルAは最低基準として、ご要望に応じて適合レベルAAの対応も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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